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秋の長雨


カラッとさわやかなイメージの秋ですが、今年は違います!
雨が続きますねー。

梅雨のように温度が上がるわけではないので、家の中の湿度はそれほどでもないですが、洗濯物の部屋干しの事を考えると石けんの乾燥も気になります。

カットしたら最初の一週間はしっかりと乾燥させたいですね。
広げる場所も限られているので、二段三段にした事もありましたが、そうすると乾かないものです。
水分が行きつ戻りつ、、、を繰り返してしまいます。
部屋によっては最初の一週間は上方の空間を空けてあげると、いいかもしれません。
この期間にしっかりカット面から水分が抜けていれば、あとは二段にしても重ねても大丈夫です。
今週の場所を占めているのはフルーツ系の石けんです。
こんなに雨続きならもうちょっと棚を片付けないと、と思っています。





りんごの石けん


りんごのフレグランスオイルを使った石けんです。
エッセンシャルオイルで香り付けする事の方が圧倒的に多いのですが、リクエストがあったり、同じような香りが続く時には、フレグランスに換えたりします。
フルーツ系のフレグランスオイルを使う時は、すぐにトレースが出るものもあるので気をつけています。
何度も使ってわかっているものはいいですが、メーカーを変えたりオイルの種類が違う時などは、トレースが出てから入れるようにしています。

しっかり混ざっている状態で香りを付けてあれば、あっという間に固まりそうになって直ぐに型入れしてもなんとかなるからです。

直ぐに反応しないフレグランスオイルは落ち着いて作れるので、書き留めておけばレッスンで使えます。

そして、出来るなら型入れ前に静かにじっくりと生地になじませます。
エッセンシャルオイルの時より、真面目に取り組みます。

フレグランスオイルを組み合わせて使いたい時は、少しずつ混ぜることが肝心です。
なるべくならリスクにならないように単独使いがいいですが、型入れ前に遊び心で何かをちょっと入れてみたくなるのが常です。このりんごの石けんにも実はちょっと入っていますが、数字にできないほどの量です。

ちょっとだけでも新しい試みをしたり、冒険をしてみた石けんは出来上がるまでの愛着度が違うので、この「何か」やってみたというのが自分にとっては意味があります。

飾りの乗せコンフェは、簡単なのでシンプル石けんの時におすすめです。


barcode soap


barcode に見える石けんです。
が、これは4cmくらいの太めに切った
pianosoapです。使い続けると鍵盤
が減って、白い部分も減ってこうなります。
横も丸いので、barcode というより湯たんぽ。インスタに載せるのにかっこ悪いのでbarcodeになりました。

鍵盤のコンフェを乗せると、途中でとれてしまうのではないかと思われますが、このように以外と最後まで一体化しています。終わりまでの変化を楽しめるお得なコンフェティソープです。

特にブラックココアは油馴染みがよく、切った時から新しい白生地と吸いつくようになっていて安心して作れます。

油の種類やコンフェの保存状態にもよりますが、ご自分の方法で工夫してみてください。

そして太めに切ったものも楽しんでください!



石けんの写真


この石けんはだいぶ前に作ったものですが、うすい水色に白いコンフェがたくさん入っているせいで、写真を撮るのが難しかったです。

実は何回も試したのですが、ぼんやりとしてしまって、没でした。
8月は雨も多かったので日差しがないとダメですし、明るすぎると色が飛んでわけがわからない石けんに写ります。

ただでさえ、圧縮ゴミかフリーズドライの味噌汁のように見えてしまうので、少しでもかわいく見せたいと思っていました。

そこで、思い切ってsakura 先生にいただいたレフ板の力を信じ、逆光にして写したらこれが一番まともに、、、、。

小さなコンフェをこれだけ目一杯入れても大丈夫という見本の石けんなので、なんとか撮れて良かったです。

しばらくしてからまた写して見ようと思います。

写真の事を考えるとはっきりした配色が楽ですが、淡い色でもちゃんと上手に写せるようになりたいです。練習ですね。
白の石けん


白い、何のデザインもない石けんです。
はじめて作った時と同じ石けんです。
デザインソープを連作した後などに、なるべく丁寧にシンプルな石けんを作ります。
何本か立て続けに作ると、手慣れた作業の中で雑になったりする部分を、リセットするのが目的です。


以前、デザインが行き詰まった時にシンプルソープを無心で作ったことがありました。
楽しくて、初心に帰れました。
以来、定期的に意識して白い石けんを作っています。。
白は写真映えしないのであまり写しませんでしたが、教えていただいたので、この夏はバシッと撮ってみました。

白のスタイリングですが、まだまだ、、、勉強中です。




茂田井 武 展


ちひろ美術館で開催されている茂田井 武展に行きました。
茂田井 武は宮沢賢治のセロ弾きのゴーシュの絵本で有名な絵本画家でした。
この絵本で育ったので、今回、奈良美智がつくるこの展覧会は絶対に行こうと思っていましたが、実際に行かれたのは開催終了間際です。

小さな美術館ですし、雨も降っていたので何となく気軽な気持ちで1室に入ったのですが、水彩画保存のための暗い部屋をのぞいたとたん、圧倒されました。

全てが本当に小さな作品ですが、半端な気持ちでは見られないとすぐに気がつきました。
自分でも不思議でしたが、一旦部屋を出て、何というか気合いを入れ直してもう一回入り直しました。

詩のような、音楽のような「筆の声」が聴こえてくる世界がありました。
「夢の旅人」というテーマだったことは知っていましたが、見てはじめて納得です。

創る仕事は、創る人が見たもの、関わったもの、時代などの要素が一体になるまで練り上げられていくことがわかります。

石けんもそれぞれの素材が混ざり合い、熱を上げ、液体から固体になるまでをきちんと見届けていく作業の中で、作り手の想いも閉じ込められていかれれば、作るから「創る」になるのかもしれないと思うのでした。