昼間は暖かくても、朝晩の温度差が大きくなる季節です。
コンフェをたくさん入れる時には無条件で保温に気を使いますが、
先日うっかりして3色スワールのコンフェ無しを作った時に、ソーダ灰が発生しました。
3色に分けて紙コップに移し、ジワジワと入れて行くと温度が下がります。
しかもそれを冷たいアクリルモールドに入れたら、熱が上がるのはずいぶんと後の事だったのでしょう。
そして、コンフェがないので安心してホカロンもなく、保温箱に入れたままだとなおさらです。
ソーダ灰の対処はきちんとした方法がありますが、私はとりあえずいい加減な復元を目指します。
切ってしまう事もありますが、デザインによっては模様がなくなったり小さくなってしまいます。
できてしまったものは仕方がないので、型に入れたまま、あるいは型から出して粉を吹かせるに任せて表面がしっかりするまで放置します。
手袋で触ってもくっ付かない位になったら、エタノールとドライヤーの出番です。
普段アクリルモールドを使っているので、無水エタノールをかけるのが心配で薄めています。消毒用エタノールがちょっと薄まったくらいです。
効果がなくなるのでは思ったのですが、意外と大丈夫です。
ソーダ灰を湿らせてドライヤーの熱を当てます。様子を見てペーパータオルやガーゼで拭き取ります。
ムキになると石けんが減ってしまうので気をつけてください。すり減った砥石みたいになります。
もう一度薄めたエタノールを軽くかけてラップでくるみます。
それからラップの上からさらにドライヤーで温めます。
表面だけリバッチする感覚ですね。
温めるとしっかり密着するので、これでまた2、3日放置です。
あくまでも目指しているのはいい加減な復元です。
すぐに取り出せて、すぐに熱の出るドライヤーを活用する事で対処のハードルを低くしています。
エタノールに関しても、あまり心配しないで使える濃度にする事によって、大変な作業にしない様にしています。
もちろん水分が生じるので、ふりかけたらしっかりドライヤーでとばします。
完璧を目指す時にはもちろんおすすめできません。
また素材によっては、濡らしたり熱を加えないほうが良いものもありますので気をつけています。
あくまでもこのドライヤー方法は、石けん作りのストレスを軽減させ、くよくよしないための逃れ道です。
保温箱を開けて見てしまった時も、ドライヤーでガーッと温め直してから蓋をします。
見たいけれど開けられないというストレスも無しです。便利ですね。
きっと、もっとステキな方法をお持ちの方もいらっしゃると思います。
どんな場合も石けん作りは楽しく安全にを心がけたいですね。