石けんwebのだいちゃんのエッセイを読みました。
大事なことが、とてもやさしく伝えられていた文章でした。
「もの作りは、家の中からはじまる」という一文に共感
しました。
何かをつくるひとは、自分の家や、取り巻く環境、
人間関係、そして自分自身さえも「仕事場」になり、
仕事のパワーともなる、という意識を持った上で、
「バランス感覚」も大切にするというのは、
さすがに建築にたずさわっている人だなと思いました。
確かに、家は多くの部品や材質を同時に組み合わせて
建てられ、また住む人のライフスタイルによって完成
させられていくものですものね。
いろいろなことを同時に進行させる技術を持った女性や
主婦は、無意識に養っているはずの感覚だ、という言葉は
女性の読者や主婦を大いに励ますものとなったでしょう。
この春、paoは意識して料理をしていました。
去年、mini soapを作ったときにキッチンという場所が
何かを「作ってみる」場所になりました。
そのときの感覚が、同じ季節になったら、自然によみがえり
せっけんをつくっているような感覚で料理をしたいと
思ったのです。
デザインソープ第2号のために和菓子のようなせっけんを
デザインしたのもそういうわけだったんですね、と
だいちゃんのエッセイを読んではじめて気づきました。
気づくのがスローなのは、いつものことですが。