<< December 2011 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

今年のこと 12月:「楽しみながら」


クレソンの恋しいpaoは、せりの安売りを見て思わず
買い、おいしいとうふと深谷ねぎで、シンプルなべに
しました。

シャキシャキとした香りのあるせりと、甘みさえ感じる
ねぎとゆずポンの組み合わせは、12月の大ヒットに!


しかし、ここで完結ではありません。paoの場合は、、、。



こんな感じに、しっかり水栽培。
伸びろ、伸びろと毎日トトロのように励まし、、。



今日の時点で10センチになってます。

いよいよ明日食べるのだ。

こんな風に楽しみながら、自分の中に伸びる
気持ちを、伸ばせる小さな芽をけっして
捨ててしまうことのないように、
しっかり生活していくんだ、来年も、、、
来年こそは。


今年のこと 11月:「記念に」
 

アンデリーズさんのマルシェが無事に開催された時
お隣の花屋さんで、シルバータイムを買った。

新しいことに挑戦した記念に。
これからも、挑戦できるように。

寒くなりましたが、シルバータイムは元気にベランダで
成長しています。
強いハーブです。
今年のこと 10月:「マルシェの準備」


*paosoap original notebook

10月はアンデリーズさんで行われる第一回ハンドメイド
マルシェの準備をしていました。

せっけんを売るか売らないかの、いろいろな意見が
出されている時期でしたので、方向性の決まっていない
paoは、何も出すものがない状況のまま、半分遊びで
Tシャツやノートやエコバックにせっけんプリントをして
いました。

展示ができればいいやくらいの、例のごとくのんびりペース
でしたが、意外と自分では楽しんでました。
マルシェ用ではなく、ちょっと他でも使うつもりだったので、
paoとしてはたくさん作ったつもりでしたが、今は在庫も
ほとんどなくなりました。
ありがとうございました。


はじめてお会いした、けしごむはんこのnacoさんの作品を
見たのは、今振り返るとよかったことだと思います。
地道で、ポリシーがあって、でも職人タイプではなく
とても柔らかな世界がありました。
こんなこととてもできないなぁ、ということを子育てしながら
ちゃんとやっているのはえらいと思います。

「一番忙しくて、お金も、自由もなく、身動きが取れない時期
にはじめないと、結局できないまま過ぎてしまう」
というのはNukaさんの言葉ですが、何かを成し遂げている
人はやはり同じようなことを実践しているんですね。

今日、nacoさんのblogを見たら、はんこをクレンジングオイル
でおそうじしていました。
こういうのって大切ですね。

今年のこと 9月:「ねこにならって」
 
*コンフェがなくなり、いっそのことモノクロームに
   しようと思って作ったらしい。
 

今年の秋は、去年よりくだものを食べました。
なし、かき、いちじくなど、とても甘かったです。
ファーマーズマーケットの野菜も今年は甘かった
ように思います。

先日テレビで、いちごはストレスを受けたほうが、甘くて
おいしくなると言ってましたが、今年の野菜やくだものたち
も、何らかのストレスを受けたのだろうか、、とちょっと
考えてしまいました。

地震、台風、節電など、水や空気や温度までに影響
がなかったとは言えません。
そんな中で、ちゃんと実った植物たちはえらかったです。
そして、甘かった。

地震から半年たった9月、いろいろなことが明らかに
なるにつれて、多くの心配がありましたが、とりあえず、
自分の手にとって食べたいと思えたものを選んで
食べていました。
何の根拠もなかったのですが、迷ったら買わないという
とても単純な決定方法です。

ねこがいつもそうしていたから。
ねこにならってみただけです。
今年のこと 8月:「ねこ柄製作」
 
「8月の庭」                    by Nuka


8月は秋のmini soap作りに励んでいました。
450個のminiを作ったばかりで、アイデアも尽きて
いるかと思いきや、在庫のコンフェを並べるとあれも
これもと試してみたくなりました。

いちばん人気のねこ柄ですが、前から小さいねこを
いくつか入れてみたいと思っていたので、その素材
作りが主な作業でした。

どの切り口からも、ねこがのぞくようにと、水玉を
入れる要領でねこのあたまを入れていきました。
思いつきでしたが、この「水玉感覚」がよかったようで
動きのあるねこの顔が2つ、3つと出てきました。

ねこ柄のカテゴリーをたどると、けっこうたくさん
出来たんだなあと改めて思いました。
今年のこと 7月:「Tao先生と」


*NYでのせっけん教室。
  Tao先生にはじめてならった埋め込みデザインソープ。
  RとLがなぜか断面に、、。両方とも難しい発音です。

楽しみにしていたTao先生との再会。
昨年の夏はほとんどお手伝いできなかったのですが、
今年はおみやげせっけんをお手伝いしました。
このblogも、その制作過程を先生にお伝えしたいという
目的でupしていたようなものです。

忙しいスケジュールの中ですべてを準備し、道具と
ともに全国をまわる息の抜けない一ヶ月でした。
paoはおみやげせっけんを地域ごとにそろえ、
梱包することに集中しましたが、いくつか参加させて
いただいたレッスンもありました。

久しぶりの先生の講座は、なつかしいというより、
はじめて受けた時のような感動がありました。
学んでも調べ続けても、まだまだ未知の世界の広がる
植物の世界は、アマゾンの源流をたどるような
遠い道のりです。
でも今、自分の足元にあるような身近な素材を、
きちんと扱うことができるようにすることのおもしろさ
もあることを、あらためて考えさせられます。

ありがとうございました。

今年のこと 6月:「ギャラリー」

*atelier loppisさんのリネンのバッグ。
   冬ですが、ウールにリネンをあわせています。
   軽いし、チェックやボーダーにもぴったりです。
  

6月はmini soapを一段落させたころ、、
創作のアイデアが尽きないように、2つの展覧会と
せっけん+のイベントに行きました。

ギャラリーは銀座の小さなスペースで、住谷美知江さんの
個展に行きました。
白のオブジェや青のきれいな絵を見ました。
白だけで変化や表現ができることに大いに刺激を受けました。

もう一つ、近くのギャラリーで安木洋平さんの個展を
はじめて見ました。Nukaさんと見に行ったのですが、
ものすごく、よかったです。
その後のmini soapに活かせる、色やかたちや、
モチーフが心に残りました。

本物を、その作家さんたちの人柄と合わせてみることは
たいへんおもしろく勉強になります。
なので、せっけん+のイベントも行かなくてはと思いました。

mikaさんやmachiさんjelly-clipsさん、そしてatelier loppis
さんの作品を見ることができてよかったです。
彼女たちのblogも本当にステキです。
日本のソーパーさんに会うのはアンデリーズのsさん以外に
はじめてだったんです。

一歩踏み出して、新しい空気を感じた6月でした。
今年のこと 5月:「mini soap」


梅雨になる前に、作らなくては!とがんばっていた5月。
mini soapはたった2本のアクリルソープモールドで
繰り返し、繰り返し作っていました。

こんなにたくさんのせっけんを作ったことはなかったので、
paoはモールドはシリコンのを1本とアクリルモールドを
2本しかもっていませんでした。

時々余った生地は牛乳パックに流していました。
今はハーフタイプと丸い型も持っています。
ほとんど作り終わってから買いました。
全てが後手にまわっていますが、一本集中型ではじまった
制作には十分意味があったと思っています。


ですが、今年できていないことが、まだまだたくさんあったことに
反省しきりです。
長い長い一年だったような気がしてますが、努力が全然
足りません。
来年はひとつでも、結果がでるようにしたいです。
読んでいる方にはさっぱりわからないと思いますが、
いくらスロースターターでも、やはりそれなりの成果
は出さないといけないと、自覚しています。

来年は最初から頑張ろうと思います。
ほんとです。



今年のこと 4月:「piano soap」

*piano soapの原型になったせっけん。
 シルクパウダーが入っているので、ベージュに
 変色して、象牙鍵盤のアンティークなpianoのように
 なりました。
 そろそろ作ってから、1年が経過します。


桜の花の咲いたころ、もくもくとpiano soapを作って
いました。
上の写真のせっけんは、偶然に出来たものですが、
これをもとにして、pianoが出来ないか試行錯誤
しました。
piano soapは数少ない、考えてつくったデザインソープ
です。

BGMはもちろんpianoだろうと思って、最初はシューベルト
やバッハを聞いていましたが、慣れなかった時期に、
鍵盤を埋め込むとき緊張感に負けて、だんだん軽いものを
選ぶようになりました。

矢野 顕子さんの「ピヤノ アキコ」から、yanokamiになり、
デザインもpopになりました。
手元が軽くなり、楽しくなってきました。

春の日差しが、あたたかくなってくると、柔らかな音が
欲しくなり、クラシックギターの曲を選びました。
村冶 奏一さんの「夢」を聞いたころは、やさしい
ボヘミアンな色が出ました。

デザインにはいろいろなエッセンスが詰まっています。
音楽のちからも大きかったです。
特に、最初に聞いていた園田高弘さんのシューベルトや
ベートーベンから、ひとつのプロセスも怠らない集中力を
教えてもらいました。やっぱり、これを最初に選んだことは
正しかったです。

今度は、発売されたばかりのyanokami 「遠くは近い」
を聞きながら、ぐるぐるとかき混ぜてみたい。



今年のこと 3月:「音の記憶」

*昨年のシクラメンの株が花をつけはじめました。

NYに行ってすぐのこと、朝出かける支度をしていると
「ゴーン」という音がした。
今までに聞いたことのないほど、いやな音だった。
地球の裏側まで、染みていくような沈み込む音。
何かが落ちたのだと思ったが、そのまま出かけた。
歩いていくと大騒ぎになっていた。
近くの建設現場のクレーンが落ちて、隣のビルに
崩れ落ち大惨事になっていたのだ。
道で話を聞いても、英語がまだよくわからず、
後でちゃんと聞いて、ぞっとした。
これが、NYで最初の「今まで聞いたことのない音」を
聞いた記憶。

テロの後も、これに似た音を聞いた。
今度は、心臓が痛くなるような、堅い音。
窓から外を見ると、ワールドトレードセンターの残骸を
ハドソン川に浮かべた、いかだのようなコンテナに
クレーンで運んで積んでいた。
とてつもない大きな鉄の塊だった。


震災の時、TVで映す映像が驚くことばかりで、自分の
うちのものが幾つか落ちても、そんな音はたいして
記憶に残らなかった。

それから数日後、東京駅に行ったときのこと、とても急いで
いたので、駅のコンコースを全速力で走った。
運動場を走るくらいの勢いだったので、くつのかかとが響く
音がして自分でもびっくりした。
東京駅でこんな音を聞いたのは、はじめてだったからだ。
いつもだったら全速力で走ることなんてありえないと思った瞬間、
ドキッとして走るのをやめた。
それほど、人がいない東京駅になっていた。

あの時のくつの音が、今年3月の「音の記憶」。