子どもの頃、市販の固形石けんにはブランドのスタンプが浮き彫りにされていて、おろしたての石けんはなかなか気持ちの良いものでした。
でも、使いはじめると以外と早く、その文字は消えツルツルの物体になりました。そうするとなんとなく、ありがたみもなくなり小さくなると変な形にまとめられて、早く次の石けんを使いたくなったのを覚えています。
小さい石けんは、あげくの果てにネットに入れられ、外の水道の蛇口に吊るされたりしていくのでした。
しかし!
手づくり石けんに関してはどんなに小さくなっても、愛着があります。
特に、コンフェを入れると減っていく過程が面白い。
日々、表情が変わり新しい模様との出会いがあります。
ミニソープはとりわけ、角が取れてコンフェまで小さくなってしまうと、縮小された世界がより魅力的です。
水気を帯びて、朝の光に輝く小さな石けんの減りゆく美しさを、みなさんもどうぞ楽しんで下さい。