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black cocoa



ウルトラマリンのブルーをよく使います。
全体に混ぜたり、スワールにしたり、コンフェにして埋め込んだりするときに、他の色とも合いやすくて便利です。

最近はマイカの青も種類がいろいろあってキレイですね。
マイカ同士で色を混ぜるのも楽しみです。爽やかなブルーは夏の石けんにぴったりですね。

ところが、突然まったりした重い青が欲しくなることってありませんか?

やってみました。
ウルトラマリンブルーを綺麗に混ぜ込んだときに頭に「ブラックココア」がなぜかよぎり、、、
よぎってしまったものは実行あるのみです。
少量を直接入れましたが、ブラックココアはなじみやすくダマにならずにすっと青の中に馴染んでいきました。

生地がもったりとした、ふてぶてしい青の出来上がりです。
トップにだけ置いてダメなら後で切ってしまえばいいと思い、上にのせるとまったりといい感じです。

ちょっと模様を描いてみると、盛り上がって立体感がでました。

油の種類や流す時のトレース具合にもよるかと思いますが、今回はとてもいい具合に出来ました。


ちょっと違うテイストが欲しい時にやってみることにします。

ほんの少量からがおススメです。

「こげ茶」に魅力を感じる方はどうぞお試しを。
butter soap


グラスフェドバターを使ってみました。
海外のサイトを見ると、匂いの問題が指摘されていましたので、実際に料理に少量使い試してみました。

たしかに少量でもバターの匂いがしっかり残ります。決して不快でないですが、
量はあまり多くしないことにしました。
5%に抑え、シェアバターと同じかんじで入れてみました。
攪拌中はバターの香りです。
出来上がった時に少しゆるいかなと思いましたが、乾燥させると透明感のある透き通った白になりました。

普通の白との差を楽しみたくて、90%のコンフェにしてみました。
まだ少し朝晩は冷えるのでソーダ灰も狙いましたが、出たところと出ないところがありです。

もう少し上手に作れるようにまた挑戦してみたいです。
チョコレートソープ



2011年の3月に載せていたのはビターチョコレートソープです。

その記事に写っているのはマンハッタンに住んでいた頃に作ったものです。
少量のチョコレートでまったりとした色がでるのに感動したことを覚えています。

あれからチョコレートやココアを使うのはすっかり定番になりました。
不思議なもので、チョコを生地に入れてうまくいかなかったということはないくらいに扱いやすいです。


最近ではピアノソープの鍵盤用にブラックココアを使っています。

ココアを生地に入れたコンフェは、きちんとラップしておけば、かなり長いことしっとりしています。

かたまりのまま保存しておいてその都度切っていけばよいのでとても便利です。

逆につくりたては柔らかいので、鍵盤にするときは、薄く切ってしばらく放置しています。

竹墨で仕込んだコンフェは長く置いておくと生地がしまって切るのも大変なので、両方の利点を活かしてブレンドすることもあります。

上の写真は実はミルクチョコレートです。本当でしたらもう少しカフェオレ色になるのですが、ブラックココアを混ぜてあります。
ビターより赤茶けた明るい色になりました。


しかも、色の差をつけて微妙なマーブルにしてあります。


ちゃんと石けんになってくれてどうもありがとう。
Honey Oatmeal



2011年にはじめたブログに最初にあげたのがハニーオートミールの石けんです。

taoさんに初めていただいたのがこの石けんでした。手作り石けんというものを見たのもこれが最初のことです。

のらりくらりと綴っているブログですが、止める訳でもなく量産する訳でもないので、自分でも何年も前の記録を振り返ることなく今に至っています。

日本帰国からそろそろ10年なので、2011年3月の記事を見てもう一度作ってみることにしました。

昔の写真はもうないのでブログにしておいてよかったです。
この10年で人々はカメラもビデオも持ち歩かなくなりました。
iphoneがカメラの代わりとなり、パソコンがタブレットにかわりつつあります。

石けん作りでも多少の変化はあるものの、自分にとって手作りであることには何のかわりもなく、原始的な制作を繰り返しています。



自然素材の石けんはデザインが邪魔になる様な気がしてアレンジしにくいのですが、せっかくなので少しだけ遊びました。

トップはイエロークレイの薄い層で覆いました。
はちみつの色との比較をしたかったのですがすっかり馴染んでいます。

ただ上乗せした時の生地のラインが表面に表情を加えてくれています。
実はオレンジ色の層を乗せたものも作りましたが、この同化したさりげないデザインに軍配をあげました。

オイルの配合は少しだけ変えてあります。謙虚に何の欲もなく作っていたあの頃の石けんには、学ぶところがたくさんあってとても勉強になりました。




スプリング



暖かくなり、石けんを作りやすい季節になってきました。

それでも桜が咲く頃の気温は要注意です。
作っている昼間は良いのですが、朝晩が急に冷え込んだりします。
簡単に保温箱に入れただけではなかなか保温が難しいこともあります。
かといって温めすぎも心配です。

アクリルモールドの方は特に表面やサイドの冷えが気になりますね。

ハーフバッチを一本で保温する時に利用しているのが、100均のアクリルボックスです。

一回り大きいものを蓋にするとサイドまで覆うことができます。
本当に寒い時期はこのスキマに紙や布を挟むこともできます。

ラップだけでは心配な時には便利に使っています。

春の石けんは色もデザインも楽しいものを作ってみたいです。
ラッピング



出来上がった石けんはグラシン紙でラッピングしています。

グラシン紙は糊付けもできるし、マスキングテープも貼れるし、安価なので便利です。

自宅用の石けんをわざわざラッピングしなくてもよいのですが、グラシン紙は包んだ後も乾燥が進むし、デザインも色も透けて見えるので気に入っています。

すぐに使わない石けんを埃から守ったり、置き場所を移動させる時もそのままさわれます。

誰かに見せる時には破いて見せればよいので簡単です。
グラシン紙のラッピングを一応しておけば、マスキングテープの上に解禁日を書いたり、エッセンシャルオイルの名前などを記録できます。

はじめて作ったレシピは日にちを書いておけば、1カ月目と3ヶ月目での使用感の違いや、外見の変化などを確かめられるのも良い点です。

包装してからしばらくすると、乾燥して中身が小さくなるのがわかります。

アレンジができるのもいいですね。

この簡易包装で物足りない時は、
くるりと帯を巻いたり、袋に入れたり、箱に入れたりすれば良いだけです。
透明の袋に入れる場合もグラシン紙のおかげで滑りがよく、袋を汚さずにすみます。

厚みのない石けんは真ん中の部分だけグラシン紙で巻いてあげるだけでいいと思います。
厚みのあるものはキャラメル包みです。

春から夏を迎える時期はこのひと手間で石けんを大事に扱ってあげようと思います。


リキッド



リキッドソープの素は作ってもあまり写真に撮りませんでした。
固形のデザインと違って面白みがないですが、全くなくなると困るので時々作ります。


基本的に洗濯用に液体状の石けんを使っています。 それで全くなくなっても困らない時というのは、出来損ないのイケてないデザインがある時や苛性ソーダができてしまって切り落としがある時です。
固形を溶かして使います。

出来損ないが無限にあった頃は、リキッドソープの素の作り方を忘れるくらいに洗濯石けんに困らなかったのですが、最近は在庫を抱えないので、出来の良い石けんを切り崩すのにも抵抗があり、なければ作るのが当たり前になりつつあります。


最初はとても面倒に感じたり、水分を含みすぎたりして厄介な作業だったのですが、もう今となっては淡々と取り組むのみです。

求められているのは、必要なことを必要なぶんだけやることです。
色のことも考えず香りもなし。
手抜きの方法も抜きです。

こうして作りたての精神的余裕を味わうのもいいものです。
ストックが少なくなると、いつまでもつかな、作る暇はあるかなと気になります。

誰にも追い立てられず、苦にもせず、ポーンとひとかたまりをタッパーに詰められるようになるまで、いったい何年かかったのかと我ながら呆れる次第です。


リズム
o

ほとんどの音楽にはリズムがあって、ひとつの小節を3つに分けたり4つに分けたりして、最後まで音がスムーズに進むようになっています。

言語にもありますね。発音しやすいように、聞き取りやすいように、無意識に流れを作っているはずです。
これが、習いたての言語だと意識的になるので、なかなかうまくいきません。

生活にもリズムがあって、毎日が同じスケジュールなら、無意識にこなせるようにできています。
ところが、現代人の生活は現代音楽のようで、突然拍子が変わったり、速くなったり停滞したりします。


毎日に意識的なリズムが要求されています。その中でさらにやりたい事、やってみたい事はつきません。情報が溢れているので他の人の生活に憧れて肝心な自分のリズムを壊してしまうかもしれません。

音楽の練習の事を考えました。最初からレコードと同じ速さで弾ける人はいません。
まずは全体をゆっくり。
弾けるところだけ速く、途中でふらふらとテンポを落とすなどしません。
リズムや拍子がとれるまで忍耐です。

生活には楽譜がないので手帳に書いたりしますが、人間はありとあらゆる変化にたくましく対応できるようになっています。すごいですね。
その中で石けんという小節が加わりました。仕事や家事というくくりからはみ出し、全く違うテンポを作り出しています。
意識的にしかもゆっくりと忍耐しつつ、新しい音楽に慣れるように取り組んできました。


あれから何年経ったでしょうか。
忙しいことに変わりはありませんが、楽しめるようになっているのは事実です。
ゆっくりですけどね。


タイム


時間ができたら、時間があれば、これをしようあれをしようと考えますが、そんなに都合よく暇になることはなく、ただただ焦るという毎日です。

石けんを作るために、半日あるいは一日空いている時間を見つけようと思ってもなかなかうまくいくものではありません。

もし、時間がとれても冷え切ったエンジンのようでやる気が起きない時もあります。


時間は不思議なものですね。
自分からコントロールしないとうまく使えないことになっているみたいです。
石けん制作の時間は、混ぜ始めてから型入れまで、慣れれば40、50分もあればできるものです。
教室やレッスンに参加すると、なんの苦もなくできてしまうものです。

ハードルをあげてしまうのは制作より、準備や片付けなのかもしれません。
または新しいレシピに挑戦しようと思っていたり、失敗が続いている時です。
難しい、面倒だ、という気持ちがあるだけで簡単に1時間くらい取り掛かりが遅くなります。


最近、動画で料理風景を撮られている方が増えましたが、無言で淡々と作業をしていて手際もよく、すごいなぁと思うものです。
何の感情も入れず黙々と進めるのが秘訣のような気がします。

時間をコントロールするというのは自分の感情をコントロールしていることになるのでしょうか。

必要なのはtao先生いわく「わくわく感」ですかね。
何の心配もせずにただ「わくわく」しながら準備できたら、成功と言ってあげたい。



カラー


新しいマイカや色材が次々と出てくるので、なかなかうまく使い切れていません。

すでにあるものを使いたいのですが、クレイがあったり自然素材があったりで、いざ作り出すと組み合わせ等で迷います。

決めてから作ればいいのですが、作っている最中に変えたくなるので、系統立てて色の配分が頭の中に入っていません。
1つずつきちんと把握していこうと思ったこともありましたが、油の種類が変わったり、型によってイメージも違うので、その場しのぎになっています。

その都度、ドキドキですね。
こんな行き当たりバッタリでいいのかと思いますが、まあいいんだと思います。

それにしても、石けんの道具がこんなにあふれるほど、迷うほど充実しているなんて!うれしいですね。
探究心のあるソーパーさんのおかげと感謝しております。