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学ぶこと、創ること〜石けん水曜日の1年


あいかわらず、のんびりとした石けん生活をしています。12月にコンフェを使い切ったおかげで、全てのデザインがまた無地から始まります。

先日はtao先生の石けん水曜日のお手伝いに行きました。
ちょうど一周年の記念となる講座でした。

テーマはバニラとヨーグルトの石けんです。前半はお料理教室のような作業でした。ベテランさんばかりでリラックスした雰囲気です。

しかし、ここからが石けん水曜日のすごいところです。あらかじめ飾り用のコンフェが用意してあったので、自由なトッピングができます。

生地を丁寧に準備し、攪拌やトレースが出るまでのちょっとした合間に、皆さんのデザイン脳が回転しはじめます。
しばし配られたコンフェを眺めたり、触ったり、お隣さんと喋ったりしているのですが、ある瞬間ほぼ同時に、しーんと静かになりました。

「集中」の時間です。素晴らしいですね。ひとりで作っていると黙っているので、この「集中」に入る瞬間がほとんどわかりません。
でも、グループレッスンでは全体の作業から個人になる時間がはっきり見えます。これが教室で石けんを作る面白さですね!
ひとりでは作れない種類の「集中」を味わえます。

デザインが決まるとトレースも出来上がり、入れ込む作業に自動的にかわります。
そうすると不思議なことに、静けさが解放され、テーブルごとにおしゃべりや笑いが戻ってきました。

学ぶことと創ることが別物ではない事を、tao先生のレッスンプログラムから教えていただきました。

石けん水曜日の1年がとても意味のある積み重ねだったことに、心から納得した1日でした。

先生、参加の皆さんありがとうございました。
あずき茶と甘酒の石けん


年末に残っていた全てのコンフェを使いきりました。
最後まであったのは、11月のレッスンのために作ったものだったので、あわてて消費しなくてもよかったのですが、なんとなくけじめとして、いつも片付けています。

白とココアのものが多かったので、生地に色付けしよう思いました。
あずき茶を選びましたが、まだ冬なのでしっとり感が欲しく、その時飲んでいた甘酒も使いました。
あずきパウダーは入れずに、アボカドオイルを入れました。

コンフェ同様、生地のレシピも寄せ集め感が否めません!

さすがにあずきと甘酒混入で温度が上がり、どんどんトレースがでましたが、コンフェも入れたかったので、20分だけ静かに撹拌し型入れしました。

どっさりコンフェのおかげで、それ以上熱が上がることなく仕上がりです。

やさしいミルクティー色になりました。
それにしても今年は乾燥しているので、一週間もたてば使えそうなくらいしっかりとしています。

細切れコンフェもいいですが、大きなコンフェもいいですね。
冬のセーターを思わせるデザインになりました。
千葉サンプルレッスン



tao先生の教室のための教室、千葉クラスのサンプルレッスンをさせていただきました。

今回は東京初のコンフェティスワールのレッスンでした。
通常はピアノソープですが、達人の集まる千葉ですし、新しいデザインにあえて挑戦です。

といっても、時間制限がある中でデザインをイメージしていただくのは大変です。
あらかじめテキストや見本なども準備しましたが、ピアノのように言葉で言われれば誰でもわかるデザインと違って、とても抽象的なモチーフです。


今回、私自身もとても良い勉強になりました。

デザインの講座には、型抜きや動物など、イメージのはっきりしているものを手際よく作業として進めるタイプのものと、反対に手順や技術を説明をしますが、具体的なデザインは生徒さんにイメージしていただくタイプのものがあります。

コンフェティスワールはまさに後者のタイプです。
型の中にコンフェをどう置くか、置いたコンフェでどんな波紋が広がって行くのかは、やってみないとわかりません。
そして、コンフェの形作りも型抜きと違うので、初めて挑む方にはやりにくい場面もあったかもしれません。

そしてピアノと違ってスワールの要素もあるので、千葉の場合は単色にしましたが、色までイメージする必要がありました。

こうして言葉にしてみると、皆さんに課したタスクはたいへんなものでした。
にもかかわらず、最後まで集中力を保って生地を落としていく姿勢は素晴らしかったです。


イベントやワークショップのように短時間で教える時には、型抜きや動物など、イメージがわかりやすいものの方のが向いていると思います。
作る楽しさの方に焦点を合わせるので、どの部分をどの程度手伝ってあげてもいいのか、迷わずに対応できます。

ところが、今回コンフェティスワールをサンプルレッスンで取り上げたことによって、形ではなくイメージを伝え、教える難しさを体験できました。

時間がある場合や個人レッスンではその都度、問題点に対応できますが、きちんとしたレッスンのスタイルの中で教える時は「わかりやすさ」を伝えることが、最も難しい技術だと感じました。


かつてピアノソープは、自分ではできるけれど、人には教えられないデザインのひとつでした。
ところがレッスンで扱うことによって、タイミングや感覚を言葉で表現する必要がありました。

教える時に的確な言葉を持っていることの必要性はtao先生のレッスンを聞いて学びました。

レシピを考案し、試作をし、写真を撮ってテキストを作り、客観的な目でジャッジし、伝えるための言葉を探す。
この一連の過程を地ならしをするように、安定させていくまでが、迷わない石けん作りのような気がします。


そういう意味ではコンフェティスワールのレッスンはまだまだ、でこぼこの無駄が多い道ですが、もう少し改良を重ねていきます。

問題がありながらも、こうして言葉にできるまで、考えがまとまったことはとてもうれしいです。
難しいからやめちゃおう、というにはもったいないからです。

というわけで、忍耐強く協力してくださった皆さん、どうもありがとうございます。

機会を与え続けてくださるtao先生、完璧なサポートをしてくださる優しいミカさん、どうもありがとう!



名古屋スキルアップ講座



名古屋の皆さんお元気ですか?
スキルアップ講座ではお世話になりました。
1日を通してコンフェとデザインに特化した、こちらにとっても楽しい時間でした。
化学的な理解や勉強などが一切ないので、ひたすらデザインやイメージを創ることに集中出来ました。

今回はpianosoapとはじめてのコンフェスワールのレッスンでした。
昨日千葉で、関東初のコンフェスワールのレッスンが終わりましたが、これは名古屋の縮小版となるポイントレッスンでした。

縮小版を可能にしたのは、名古屋の皆さんの上手な実習の運び方です。

きっと皆さんご自身がスムーズなレッスンを日ごろ行っているからでしょう。
実は、名古屋のレッスンが終わるまで、千葉では通常通りのpianosoapにしようと思っていましたが、全ての過程を振り返った結果、やってみようと結論しました。

ひとえに明るい皆さんのおかげです。


pianosoapレッスンに関しては、軽妙なボケとツッコミの中、溺れる鍵盤救済テクニック(わからない方スミマセン)もお見せ出来ました。

何回もしているpianosoapレッスンですが、いろいろな方と作ってみると、なぜこの手順にたどり着いたのか、他の方法で試してみることは可能か、必ず原点に戻って考える機会をいただけています。

皆さんが、何の先入観もなく新しいデザインに向かう姿は、次のアイデアを生む大きな刺激となっています。

同じように作っていただいたはずなのに、生徒さんの作った作品はすでに新しいデザインソープに生まれ変わっていて、たくさんの可能性を秘めています。

大きな講座が終わると、そこからがひとり勉強会の始まりです。
ある時は、半年または1年以上も、得られたアイデアやアレンジを考え続けています。
頭で考えたものは、当然うまくいかないものも多く不完全型ですが、tao先生いわく、そこをいじるのが醍醐味ということで、これもまた楽しみです。

コンフェスワールのレッスンは、はじめてだったので、改良点を千葉で活かすことが出来ました。
リラックスしてレッスンさせていただけたので、冷静に全ての過程を振り返ることが出来ました。
本当にありがとうございました。

また、いつか!



九州石けん手帖


今年、人生ではじめて九州熊本に行きました。
tao先生の教室のための教室でサンプルレッスンによんでいただいたのです。
思えば、日本に帰国して最初に立ち寄ったデパートで遭遇したのは、あのくまモンでした。

その後、九州物産展に行った際に、同じ日本とは思えないような自然の恵みを見ました。植物や大地を知り尽くした生産者に驚いたものです。


今回、九州石けん手帖を手にした時に同じものを感じました。
そこには「石けんの作り方」ではなく「何の石けんを作るか」という明確なコンセプトがありました。

熊本市内のスーパーをのぞいた時、例えばトマトだけでもいろいろな種類や色がありました。
トマト買うにはどんな大きさの何色を買うのかという選択を、熊本の主婦はするんだなぁと感心したものです。

日頃の素材選びの名人たちが石けんを作り、レシピとしてまとめると「どんな石けん」を「何で」作るのかが、これほど当たり前のテーマとして追求できるんですね!

そしてその作品作りには誰と比べるものでもない、自分と石けんとの対話のような世界が出来上がっていました。

素材を知っているからこそこだわる、写真の色、素材を生かすための制作過程に重きを置いた別冊。
考え抜かれた構成や言葉。

すべてが素敵でしたよ。サリーさん、教室の皆さん。
レシピのページのフォントや大きさが違うのがとても魅力的でした。
みんながそれぞれ自宅で、課題として考え抜いた証がひとつに集められたかんじです。

それはまるで熊本のスーパーでみた、形や色、大きさの違うきれいなトマト売り場を見ているようでした。
「石けん作りは旅」というtao先生の言葉のように、それぞれの作家さんの旅の足跡から学んでいきたいです。

どうもありがとう!
Soap Crafting


tao先生に石けん教室をしていただきました。
Soap Craftingが教科書です。
洋書にはたくさんの石けん作りの本があります。ちょっと前まで手に入れるのは大変だったかもしれませんが、今では気軽に見ることができます。
デジタル版では、お得なものもありますね。
写真がステキだからといって買ったものの、実際には読むのが大変だからとそのままにしていませんか?

英語だから難しいという概念を、ペン、パイナップル、アップルという3語で見事に覆した方もいるではありませんか!
といっても安全な石けん作りのためには基本的な学習も必要です。
でもそれは、道具の使い方や苛性ソーダの扱いを勉強されたみなさんならきっとできるでしょう。

tao先生はまさに作るための道具として英語を使って下さいました。

何回も出てくる用語は、そのまま新しい情報として頭にインプットしてしまうこと、絶対にしなければいけないことを命令文の中から探して理解することなどです。

鍵となる言葉が見つかると、英語を文章としてではなく、レシピ特有の手順として理解していくことができます。

石けんを作っている人なら材料を入れたあとには、かき混ぜることや、型入れなどの言葉そのものに反応できるはずです。


1人で辞書を片手に、ハードルを高くしてしまいそうなことも、みんなで読むことで気軽な作業になったはずです。

レシピがわかればベテランの皆さんはもうお手のものです。
どんどん作業し、出来上がった石けんを見るとアメリカのYouTuberみたいです。

制作に関する知識を増やすだけでなく、出来ることの幅を広げてあげることは、スランプを防ぐ一つの方法です。

石けん作りに出会ったから英語も少しわかる!と言えたら、それはとても意味のあることですね。


ちなみに私は英語ができなかったのでtao先生に出会い、石けんに出会いました。
この順番で書くとちょっとカッコ悪いですが、インパクトはありですね。

次も楽しみにしています。
ありがとうございました!