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チョコレートソープ



2011年の3月に載せていたのはビターチョコレートソープです。

その記事に写っているのはマンハッタンに住んでいた頃に作ったものです。
少量のチョコレートでまったりとした色がでるのに感動したことを覚えています。

あれからチョコレートやココアを使うのはすっかり定番になりました。
不思議なもので、チョコを生地に入れてうまくいかなかったということはないくらいに扱いやすいです。


最近ではピアノソープの鍵盤用にブラックココアを使っています。

ココアを生地に入れたコンフェは、きちんとラップしておけば、かなり長いことしっとりしています。

かたまりのまま保存しておいてその都度切っていけばよいのでとても便利です。

逆につくりたては柔らかいので、鍵盤にするときは、薄く切ってしばらく放置しています。

竹墨で仕込んだコンフェは長く置いておくと生地がしまって切るのも大変なので、両方の利点を活かしてブレンドすることもあります。

上の写真は実はミルクチョコレートです。本当でしたらもう少しカフェオレ色になるのですが、ブラックココアを混ぜてあります。
ビターより赤茶けた明るい色になりました。


しかも、色の差をつけて微妙なマーブルにしてあります。


ちゃんと石けんになってくれてどうもありがとう。
Honey Oatmeal



2011年にはじめたブログに最初にあげたのがハニーオートミールの石けんです。

taoさんに初めていただいたのがこの石けんでした。手作り石けんというものを見たのもこれが最初のことです。

のらりくらりと綴っているブログですが、止める訳でもなく量産する訳でもないので、自分でも何年も前の記録を振り返ることなく今に至っています。

日本帰国からそろそろ10年なので、2011年3月の記事を見てもう一度作ってみることにしました。

昔の写真はもうないのでブログにしておいてよかったです。
この10年で人々はカメラもビデオも持ち歩かなくなりました。
iphoneがカメラの代わりとなり、パソコンがタブレットにかわりつつあります。

石けん作りでも多少の変化はあるものの、自分にとって手作りであることには何のかわりもなく、原始的な制作を繰り返しています。



自然素材の石けんはデザインが邪魔になる様な気がしてアレンジしにくいのですが、せっかくなので少しだけ遊びました。

トップはイエロークレイの薄い層で覆いました。
はちみつの色との比較をしたかったのですがすっかり馴染んでいます。

ただ上乗せした時の生地のラインが表面に表情を加えてくれています。
実はオレンジ色の層を乗せたものも作りましたが、この同化したさりげないデザインに軍配をあげました。

オイルの配合は少しだけ変えてあります。謙虚に何の欲もなく作っていたあの頃の石けんには、学ぶところがたくさんあってとても勉強になりました。




スプリング



暖かくなり、石けんを作りやすい季節になってきました。

それでも桜が咲く頃の気温は要注意です。
作っている昼間は良いのですが、朝晩が急に冷え込んだりします。
簡単に保温箱に入れただけではなかなか保温が難しいこともあります。
かといって温めすぎも心配です。

アクリルモールドの方は特に表面やサイドの冷えが気になりますね。

ハーフバッチを一本で保温する時に利用しているのが、100均のアクリルボックスです。

一回り大きいものを蓋にするとサイドまで覆うことができます。
本当に寒い時期はこのスキマに紙や布を挟むこともできます。

ラップだけでは心配な時には便利に使っています。

春の石けんは色もデザインも楽しいものを作ってみたいです。
ラッピング



出来上がった石けんはグラシン紙でラッピングしています。

グラシン紙は糊付けもできるし、マスキングテープも貼れるし、安価なので便利です。

自宅用の石けんをわざわざラッピングしなくてもよいのですが、グラシン紙は包んだ後も乾燥が進むし、デザインも色も透けて見えるので気に入っています。

すぐに使わない石けんを埃から守ったり、置き場所を移動させる時もそのままさわれます。

誰かに見せる時には破いて見せればよいので簡単です。
グラシン紙のラッピングを一応しておけば、マスキングテープの上に解禁日を書いたり、エッセンシャルオイルの名前などを記録できます。

はじめて作ったレシピは日にちを書いておけば、1カ月目と3ヶ月目での使用感の違いや、外見の変化などを確かめられるのも良い点です。

包装してからしばらくすると、乾燥して中身が小さくなるのがわかります。

アレンジができるのもいいですね。

この簡易包装で物足りない時は、
くるりと帯を巻いたり、袋に入れたり、箱に入れたりすれば良いだけです。
透明の袋に入れる場合もグラシン紙のおかげで滑りがよく、袋を汚さずにすみます。

厚みのない石けんは真ん中の部分だけグラシン紙で巻いてあげるだけでいいと思います。
厚みのあるものはキャラメル包みです。

春から夏を迎える時期はこのひと手間で石けんを大事に扱ってあげようと思います。


リキッド



リキッドソープの素は作ってもあまり写真に撮りませんでした。
固形のデザインと違って面白みがないですが、全くなくなると困るので時々作ります。


基本的に洗濯用に液体状の石けんを使っています。 それで全くなくなっても困らない時というのは、出来損ないのイケてないデザインがある時や苛性ソーダができてしまって切り落としがある時です。
固形を溶かして使います。

出来損ないが無限にあった頃は、リキッドソープの素の作り方を忘れるくらいに洗濯石けんに困らなかったのですが、最近は在庫を抱えないので、出来の良い石けんを切り崩すのにも抵抗があり、なければ作るのが当たり前になりつつあります。


最初はとても面倒に感じたり、水分を含みすぎたりして厄介な作業だったのですが、もう今となっては淡々と取り組むのみです。

求められているのは、必要なことを必要なぶんだけやることです。
色のことも考えず香りもなし。
手抜きの方法も抜きです。

こうして作りたての精神的余裕を味わうのもいいものです。
ストックが少なくなると、いつまでもつかな、作る暇はあるかなと気になります。

誰にも追い立てられず、苦にもせず、ポーンとひとかたまりをタッパーに詰められるようになるまで、いったい何年かかったのかと我ながら呆れる次第です。


リズム
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ほとんどの音楽にはリズムがあって、ひとつの小節を3つに分けたり4つに分けたりして、最後まで音がスムーズに進むようになっています。

言語にもありますね。発音しやすいように、聞き取りやすいように、無意識に流れを作っているはずです。
これが、習いたての言語だと意識的になるので、なかなかうまくいきません。

生活にもリズムがあって、毎日が同じスケジュールなら、無意識にこなせるようにできています。
ところが、現代人の生活は現代音楽のようで、突然拍子が変わったり、速くなったり停滞したりします。


毎日に意識的なリズムが要求されています。その中でさらにやりたい事、やってみたい事はつきません。情報が溢れているので他の人の生活に憧れて肝心な自分のリズムを壊してしまうかもしれません。

音楽の練習の事を考えました。最初からレコードと同じ速さで弾ける人はいません。
まずは全体をゆっくり。
弾けるところだけ速く、途中でふらふらとテンポを落とすなどしません。
リズムや拍子がとれるまで忍耐です。

生活には楽譜がないので手帳に書いたりしますが、人間はありとあらゆる変化にたくましく対応できるようになっています。すごいですね。
その中で石けんという小節が加わりました。仕事や家事というくくりからはみ出し、全く違うテンポを作り出しています。
意識的にしかもゆっくりと忍耐しつつ、新しい音楽に慣れるように取り組んできました。


あれから何年経ったでしょうか。
忙しいことに変わりはありませんが、楽しめるようになっているのは事実です。
ゆっくりですけどね。